真っ白なスニーカーで走りたい

ジャンルを跨いで趣味活動に奔走するヲタク

お嬢様、執事の館に帰宅する。

執事の館って書くたびに、ひつじの……って打ってから消して、しつじの……って打ち直すお馬鹿なワタクシお嬢様、初めて執事の館に帰宅して参りました。

レポというより個人的なメモ程度のものになります*1。執事の館、仮住まいのシステムについては記載しておりません。

少しでも興味を持ったお嬢様やお坊っちゃまがいらっしゃいましたらご帰宅をおすすめします。という気持ちが伝われば嬉しいです。

 

ちなみに、ワタクシお嬢様、手帳はド初期に記帳していたのですが、いちばん最初の薔薇の申し付けをして以来、手帳は本棚にしまったままずっと放置していました。

なぜ手帳を放置していたかというと忘れていたわけではなくて沼を渡り歩いていたからです。忙しかったの。忘れていたわけではなくて。

いやほんと昨年とかド本命様の沼が埋め立てられそうになって必死だったのよ精神的に。今までも派閥だなんだってあったけどまさか埋め立てられるとは思わなくて。今は埋め立てられたコンクリートを内側からゴリゴリ削っているのよ。オタクをなめんじゃないわよ。それとド本命様の沼以外にも沼を次々と渡り歩いていてね……だから帰宅を忘れていたわけではなくて。執事さん、沼の話、聞く?

という言い訳をしつつ。

今回、埃が10センチくらい積もった手帳を引っ張り出して帰宅の予告をしました。

帰宅をしようと思ったきっかけはスイカのフローズンが食べたかったからです。スイカ好き。トマトもナスもピーマンも桃も好き。あれっ、わたし夏の食べ物好きだね??って手帳に加筆*2しながら気付いたので来月でいいやーって思っていたのを今月にしました。

気まぐれすぎる帰宅だと我ながら思う。

 

 

当日、時間ぴったりに到着したワタクシお嬢様天才〜♪って気を抜いたまま玄関先に到着してお出迎えを受ける。

気を抜いたままだからドアマンさんにまず日傘を預かっていただいたことにビビる。緊張のスイッチオン。

初回の帰宅なのでいろいろ説明を受けました。お化粧室セットは事前に用意しておいて良かったと思います。

時間になったら執事さんにお出迎えされて、最初に記帳してから5年経っていることを早速執事さんに突っ込まれる。

5年???????(1〜2年のつもりだった)

気まぐれすぎるお嬢様のご帰宅をとても丁重にお出迎えいただきました。

えっ、待って、5年???????(時の流れに混乱)

あとで落ち着いて手帳確認したら4年半だったよ……なんだ聞き間違いかぁ……えっ4年半????(再び混乱)

 

 

ばあやはニッコニコ笑顔で綺麗なお辞儀でお出迎えいただきまして、昔からわたしの教育係していただいていました?*3っていう雰囲気を醸し出していたのでちょっと緊張のスイッチオフ。

執事さんにもばあやにも緊張していることと最初の記帳から時間が経過していることを突っ込まれる。

基本的に人見知りなのとポーカーフェイスなので(隣に友達がいないと余計に)、なんでひとりで帰宅したんだろう?って我ながら疑問に思いましたが執事さんもばあやも歓迎してくれているのがすごく伝わったので緊張は最小限でした。あれでも。

 

今回はひとりでの帰宅だったので、目の前の席にお友達のくまさんが待っていてくれました。

そのお友達のくまさんが、BANG!BANG!バカンス!のPVで自担様がお戯れなさっていたくまさんに似ていらっしゃって心の中で密かにウッ……てなる。はぁ……おっきいくまさんとお戯れになる自担様尊い……

いろいろ説明してくれる執事さんがくまさんの手を振ってよろしくねって挨拶してくれました。可愛かった(執事さんが)。

くまさん可愛かったので見ていて飽きなかったです。

ちなみにお隣のお隣のお嬢様もおひとりでのご帰宅だったので、お友達のくまさんが待っていたのですが、気がついたらお席に座っていたので本当に歩いてきたんだと思う。ひとりでの帰宅だったから割とキョロキョロしてたはずなのにいつの間にか座ってた。執事さんとかばあやが抱えてきたの見てないからひとりで歩いてきたんだ(結論)。

 

その日のメニューは目の前に持ってきてくれるんだけど、あまりの量に、ほぇ?????ってなった。初めて見るとビックリすると思う。

執事さんがメニューをひととおり説明してくれるんだけど、ビックリするほど覚えられない(お馬鹿)。

よって、注文は指をさして、これと、これと、これと……って注文しました。

あとお肉をどっちか……って言ったら、どっちか?両方でも構いませんよって執事さんが言うから両方食べた。両方おいしかった。おかわりもした。

料理は全部おいしかったです。

好き嫌いは少ないほうだし、普段から食べ物はすべておいしくいただく人間ですが、全部おいしかったっていうのはすごいと思う。いや本当に。伝われこの気持ち。

 

あと当たり前と言われればそれまでですが、食べ終わった食器はすぐにさげてもらえるし、紅茶も飲んで減ったらいつの間にか増えてるし、そのへんのストレスが全然なくて食事に集中できました。

集中しすぎて食べ過ぎた。

全部おいしいし少量ずつだからパクパク口に運べるし執事さんは食べ過ぎですよって止めないし無理のない範囲でどうぞお召し上がりくださいっていうスタンスだし、わたしのせいじゃない。

あと、最初は緊張しててお嬢様だしテーブルマナーとか……って思ってたんだけどだんだん気が抜けてきて、あるケーキをいただく際に、色が色なので、フォークでツンツンしてたら執事さんにゲテモノではございませんよって突っ込まれた。

いや、あらかじめ、嫌いなものは入っていないですが味は秘密になさいますか?って言われて、はいって言ったけどさ……何が入ってんのかなって思って……

実際に食べても説明されるまで味はわかりませんでした(おいしかった)。

 

あと、スイカのフローズン食べにきたくせに注文するの忘れてて、執事さんとの会話の途中で思い出して慌てて注文した。

めっちゃスイカだった。

帰宅する前にうちのおばあちゃんが作ったスイカを家で食べてきたんだけど、スイカのフローズンもめっちゃスイカだった。

スイカのスイーツって味が薄くなるイメージだったけどめっちゃスイカだった。

当然のことながらメニュー全種類食べることはできなかったんだけど、お腹いっぱいになりました。あと最後にミルクティーいただいて満足してたら、お出かけの直前に出される焙じ茶が超おいしかった。

 

お出かけの際は執事さんがくまさんの手を振ってありがとうって挨拶してくれた。可愛かった(執事さんが)。

ばあやにもニッコニコ笑顔と綺麗なお辞儀でお見送りしていただいた。ばあやは本当に絵に描いたようなばあやで感動した。めっちゃばあや。

ドアマンさんは預けた日傘をきっちり畳んでくれていて(いつもは畳まずにバックに突っ込む日傘が綺麗に畳まれていた)、日傘をさしてお見送りしてくれた。

お出迎えからお見送りまで、本当に「おかえりなさい」の気持ちがこもってた。緊張もしたけど次はここまで緊張しないと思う。たぶん。顔には出てなかったと思うんだけど、最初に記帳したあの頃、仮住まいが完成したあの頃、帰宅の予告がなかなかできなかったあの頃、期待しすぎなくらい期待していた世界観がこんなに時が流れたのに変わらずそこにそのままあって、すごい嬉しかったんだ……どれだけ時間が経過しても、いつでも変わらずそこにある安心感があそこには確かにあった。

初めて帰宅したくせに何言ってんだって思われるのは知ってる。そんなに好きならもっとはやく帰宅すればよかっただろって思われるのも知ってる。でもあの頃に帰宅したらミーハーな気持ちが邪魔して、この穏やかな満足感は味わえなかったと思う。お嬢様、お坊ちゃまが帰りたいと思ったときが帰るときです。

きっと、これからも執事の館は変わらずわたしの帰る先になってくれるんだろうな。いつ帰っても「おかえり」って言ってくれる存在*4があるのって本当に安心するし心強い。そういう存在があるからどんな沼も渡り歩いて行けるし、沼を渡り歩くのに疲れたら帰るね。

今回はひとりでの帰宅でひたすらもぐもぐして堪能したけど、次は誰かと一緒に帰宅してゆっくりおしゃべりもしたいな。

*1:イベントに行ったら記録を残さないと気が済まないオタク

*2:いつの間にか執事に伝える項目が増えていた

*3:ニッコニコ笑顔だったけど躾に厳しそうなばあやでした

*4:ド本命様の存在が揺らぐと本当にしんどい